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こんな症状やお悩みは
ありませんか?
- 認知症が疑われる症状がある
言葉を出しづらい、計算が不得意、すぐ怒る、忘れやすい、正確な日付が分からない、段取りが苦手、億劫になる、動作に時間がかかる、夜中にうなされる、存在しないはずの小動物や人間が見える、歩行が安定しない、性格が以前と変わる、周りへの気配りが欠けるなど - 自律神経症状がある
気分が思い、こだわりが強い、眠れない、不安、やる気が出ない、疑いやすいなどの精神症状や、動悸、めまいなど - 今は問題なく普段通りの生活を送っているが、今後認知症にならないか心配で早期発見したい
老年期における
メンタルヘルス
初老期・老年期の精神疾患は、加齢に伴う脳の変化が発症に深く関わるという特徴があります。この代表的な疾患が認知症です。日本は超高齢化社会を迎えて、認知症患者様の数も増え続けています。認知症はご本人ばかりか、介護者の生活にも多大な支障が出てしまいます。
早い段階から予防治療に加えて、認知症が原因でみられる行動障害や精神症状に対する治療、認知症を増悪させないようにする治療を進めていきます。
対応疾患
- 認知症
- 初老期・老年期の精神疾患
認知症
認知症とは
認知症は老化するにつれて発症する疾患であり、数多くの原因で脳細胞の機能が低下したり破壊されることで、判断力や記憶力に問題が生じ、対人関係や社会生活に約半年以上影響が現れる状態を指します。
日本では高齢化が進むにつれて認知症の患者様も急激に増えています。65歳以上の高齢者は、約7人に1人の確率で認知症になると言われています。
認知症の種類
アルツハイマー型認知症
脳にアミロイドβ(ベータ)などの特殊なタンパク質が貯留し、神経細胞が破壊されて減少することが原因で、神経の情報伝達がうまくいかなくなるとされている認知症です。また、神経細胞が破壊されると脳そのものが萎縮して身体機能も少しずつ低下していきます。数ある認知症の中で最も多い認知症です。
レビー小体型認知症
レビー小体型認知症は、神経細胞に生じる特殊なタンパク質であるレビー小体が、生命活動をコントロールする脳幹や、思考に関わる脳の大脳皮質に大量に集積する認知症です。レビー小体が多くなれば情報伝達が阻害されて認知症になります。
脳血管型認知症
くも膜下出血や脳出血、脳梗塞などの脳血管性の病気により、脳血管で出血や閉塞が起こり、脳細胞に十分な酸素が供給されず、神経細胞が破壊されることで発症する認知症です。
前頭側頭型認知症
頭の側面にある側頭葉と前部にある前頭葉が萎縮することで発症する認知症です。
認知症の治療
「認知症は治療できない疾患だから病院を受診しても無駄だ」という声もありますが、これは間違っています。認知症も早期発見・早期治療が大切です。治療は、薬物療法と非薬物療法があります。
薬物療法
アルツハイマー型認知症に対しての薬物療法は2つに分けられます。
焦り、興奮、怒り、妄想、不安などの行動・心理症状を抑制する治療
見当識障害(自身が今いる状況が把握できない)や記憶障害など、脳の神経細胞が破壊されることで現れる症状である中核症状に対し、認知機能を高めて疾患の進行スピードを遅くする治療
お薬の効果と副作用を定期的に確かめつつ、患者様1人ひとりの症状に応じて使い分けていきます。
非薬物療法
お薬を用いずに脳を活性化させ、生活力や残存している認知機能を改善させる治療法です。認知症と診断されたとしても、患者様ご自身が行えることはまだまだ多くあります。まずは食器の片付けや洗濯物を畳むなど、家庭の中で出番や役目を作って前向きに普段の生活を過ごせるように調整することが重要です。
また、自分は誰であり、今どこにいて、自分と周囲の環境を適切に把握するトレーニングを行うリアリティ・オリエンテーションという方法、野菜や花のお世話をする園芸療法、音楽を演奏したり楽しむ音楽療法、可能な範囲で計算ドリルや書き取り、音読などを行う認知リハビリテーション、過去のことを思い出す回想法などが有効です。
これら以外には、動物と触れ合うペット療法、ウォーキングなどの有酸素運動を取り入れる運動療法などもあります。
初老期・老年期の精神疾患
以上のような病気は、ストレスや性格に加えて、加齢による変化が原因で起こることがあり、診断や治療が難しい場合があります。また、以上の疾患には軽度の認知障害も見られる場合が多く、知らない間に認知症になってしまい、早い段階で診断がつかずに予防治療を行うチャンスを失ってしまうこともあります。このような初老期・老年期の精神疾患は、当院にご相談ください。